広島の一点目だけど、エリア内でのハンドの判定でPK。
「ボールを意図的に手で扱う」ことがハンドリングの定義らしいのですが、
あれは正直厳しいと言わざるをえない。
というか、ファンからしてみれば「先取点なんだから流せよ」と思ってしまいます。
この"ルールを厳格に対応するべきかどうか"っていう問題は以前からあって、
例えば家本主審のゼロックス杯騒動。
この騒動が原因で彼は無期限割り当て禁止の処分も受けているのですが、
あれだって後からは「一つ一つのジャッジは正当」という意見もあったり。
それでも「試合の流れを壊した」、つまりは「共感が得られなかった」ことで処分されています。
今回の先取点のPK判定も僕には同じように思えます。
ファンの焦点は「岩下のプレーについてハンドが適当かどうか」ではなくて、
「試合開始早々のPK判定が適当かどうか」の方に当たってるように思います。
確かにルールに則って1プレー1プレーを厳格にジャッジするのが審判の仕事なのでしょう。
試合の流れがあるからと言って、ルールに反して「見逃す」のは、良くないことだと。
でも極端なことを言えば、それでも「見逃せよ」と思ってしまうのがファン心理です。
逆にあれを流されて「PKじゃねえか!」と憤るファンがどれほどいるのかとも思ってしまいます。
この「ファン心理」が間違っていることは重々承知です。
でもサッカーの試合において、0-0とそれ以外のスコアとでは状況が大きく異なります。
0-0のスコアが続いていて、どちらかが点を入れたら次々と両チームに得点が生まれる、
なんてこともサッカーの試合ではよくあることです。
それほどまでに重要な「先取点」という口火を、
PKというある種のエクストラな手段で与えてしまうのはどうなのか。
そこについては「文句の一つも言わせて欲しい」と思ってしまいます。
試合自体は0-2からの大逆転で、素晴らしい試合を見せてくれました。
でもあの広島の先取点が無かったとしたら、内容も結果も異なっていたはずです。
競技としてルールは無くてはならないものですが、
ファンあっての興行だと考えた時に、審判の介入が果たして有効なのか。
どうなんでしょうね。

審判目線 面白くてクセになるサッカー観戦術 -




















