2012年10月25日

GIANT KILLING25巻

GIANT KILLING(25) (モーニング KC)
GIANT KILLING(25) (モーニング KC)ツジトモ 綱本 将也

講談社 2012-10-23
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



この漫画の最新刊が出る度に泣きそうになるのは僕だけですか?
サッカーをやっていたからなのか、
Jリーグが好きだからなのか分からないけども、
どの巻読んでも泣いちゃう場面が一個はありますよ。
どうしてくれようか。

今回はね、ここです。

「俺も初めはお前みたいに…
 そうやって一人で突っ立って見てた」


いやー、サポーターってなんなんでしょうね。
僕なんて年に何回かスタジアムに行くだけの"観てるだけの人"ですけど、
"あの瞬間"を、ゴールが決まった"あの瞬間"のことを、
知ってるということが何よりも幸せなような気がします。
"あの瞬間"は、そうやって一人で突っ立って見てる"一人"の奴らを、
"ひとつ"にしてしまうんだよなあー。

GIANT KILLINGを読んで泣いちゃうっていう人とは、
楽しいお酒が飲める気がする。





posted by 市村 at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

"ちはやふる"の感想

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)
ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)末次 由紀

講談社 2008-05-13
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



ちはやふるを一気に14巻まで読んだのだけれども、
いやー面白いねぇ。

マイナーな分野を題材にした漫画っていうと、
『ヒカルの碁』とか『アイシールド21』とか好きなんですけど、
どちらも少年ジャンプっていう雑誌で連載されていた作品なだけあって、
題材を"少年漫画"的な方法論で描いています。
やっぱり"勝負"が中心にあって、相手に"勝つ"こと、
それが漫画の推進力を生み出しています。

対して"少女漫画"のラインに沿っていると言えば、
『3月のライオン』が挙げられるのでしょうか。
競技として"勝負"が取り上げられることはもちろんあるのですが、
でも語られるのはその人間の"内面"であることが多いようにも思います。
主人公の思考が文字として書かれることからもそれが伺えます。

では『ちはやふる』はどうなのか。
基本的には"少女漫画"に分類される漫画ではあるとは思いますし、
事実"思考の文字化"というのはふんだんに取り入れられていることからも、
少女漫画的なエッセンスは多分に用いられています。
ですが、この漫画は"勝負"の部分を疎かにはしません。
「競技かるた」の持つゲームとしての面白さを全面に押し出し、
「競技かるた」だからこそできる試合展開で物語を温める。
どこか少年漫画を思わせる部分を垣間見せながら、
それを軸である少女漫画に融合させたような。
そんなことを思わせてもらえます。

『ちはやふる』の作中でこんな場面が描かれます。
学校の体育祭で部活対抗リレーが行われ、
その他が運動部で占められる中で、決勝6組に残るかるた部。
文化部ながらそのたくましい姿に、
「まるで運動部のような文化部」
かるた部はそのように表現されます。
『ちはやふる』はその少女漫画の中に、
少年漫画の要素を組み込んでいるようにぼくは思います。
そんな『ちはやふる』は、
「まるで少年漫画のような少女漫画」
なのかもしれませんね。



ちはやふる(16) (BE LOVE KC)
ちはやふる(16) (BE LOVE KC)末次 由紀

講談社 2012-03-13
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

posted by 市村 at 02:19 | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

ゴッチ語録AtoZの感想

前作は読みふけったな。。。
ゴッチ語録 GOTCH GO ROCK
の続編、ゴッチ語録AtoZが発売されました。

ゴッチ語録 A to Z

前作のころは、ソルファとかファンクラブのころかな。
まだまだアジカンが世に認知されはじめたころでした。
高校時代をアジカンに掻っ攫われたぼくは、
例に漏れず全ページを覚えるくらいに読み極めました。

さて、そんなこんなで今作ですが、
前作と違う立場というか、
前作が"一人の駆け出しバンドマンの戯言"を感じた一方で、
今作は"一時代を築いたフロントマンの提言"というか。
どこか丸みを帯びた優しさを感じました。

べつに上に書いたことは悪い意味とかでなく、
というか逆に言えば、やはりアジカンというバンドが、
他に類を見ない自覚性を持っている所以がここにあるなと。

今売ってるロッキンオンジャパン読めば分かるけど、
アジカンほど自己プロデュース力の強いバンドはないと思う。
訳もなく「こんなことをやりたい」って言うのではなく、
「こう見せるために、これをやる」という方向性。
そういう意味で、今どの立場から話すべきなのか。
それを十分に理解した上でのエッセイになっています。

特に面白いのは終盤の対談ですね。
RHYMESTER、宮藤官九郎、有田哲平と、
多様なジャンルの他者と意見を交わす中で、
彼がどの位置に自分を置いているのかが垣間見えます。

アジカンが好きなら買うべき。
アジカンが少し好きなら買うべき。
アジカンが嫌いなら、
まあ買うべきでしょうな。



BEST HIT AKG(初回生産限定盤)(DVD付)
BEST HIT AKG(初回生産限定盤)(DVD付)ASIAN KUNG-FU GENERATION

KRE 2012-01-18
売り上げランキング : 10


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


posted by 市村 at 22:46 | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月17日

"ハリーポッター"の感想 〜ハリーポッターに思うこと〜

ハリー・ポッターと死の秘宝 上下巻set (携帯版) (ハリー・ポッターシリーズ)
ハリー・ポッターと死の秘宝 上下巻set (携帯版) (ハリー・ポッターシリーズ)J.K.ローリング 松岡 佑子

静山社 2010-12-01
売り上げランキング : 5076


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



ついにハリーポッター全巻読破しました。
まあ中学生のときに大流行して。
当時は3巻まで出ていたんですかね。
もう何回読んだかってくらい読みなおして。
そんでもって4巻以降。

止まるよね。

なんか周りにも多いんだけど、
「4巻の途中まで読んだ」
っていう人。
ぼくも御多分にもれずそれで。
ただ彼女に薦められ、
なんとか全巻読破した次第です。

そんで思うこと。
「果たしてみんな4巻で止まるのは偶然なのか」ってこと。
それを考えてみました。

まず、ハリーポッターの最大の特異点は、
「"全7巻"というのが最初から決まっていた」
という点だと思うんですけど。
ぼくはこれがもはや物語史上最大の呪いだった気がしないでもないです。

そもそも、ハリーポッターの最大の魅力っていうのは、
魔法世界の圧倒的なリアリティだと思います。
現実の中に密かに魔法世界が存在していて、
魔法の世界は魔法の世界で秩序が守られている。
その"本当にあるっぽい"感がこの作品の魅力だと。

それを成り立てせていたのが、
緻密な設定構築だと思うんですけど。
ホグワーツっていう魔法学校があって、
魔法は習うもので、寮は選ばれるもので。
読者が「ああ、そうなってるんだ」って、
素直に納得できる設定がそこにあった。

ただその完璧な"前準備"の中で、
唯一犯した過ちがそこにはあると思って。
それが"ホグワーツ7年制"だったんじゃないかと。

いや、言っちゃえば7年制はまだいいんですよね。
作者が間違えたのは、
「1冊で1年を描き、ハリーが卒業したら終わり」
っていうその決まりの方。

もう言っちゃいますが、
長いんですよ、この作品。

まあ長いこと自体はべつにいいんですけど、
長いことが特に意味をなしてない気がするんですよね。
ただ長いだけというのがなんとなくのぼくの感想で、
なぜ長いかというと、物語を伸ばさなきゃいけない理由があって、
その理由っていうのが、最初に言っちゃった"全7巻"なんですよね。

最初の3巻が面白かった理由。
それは"魔法世界の圧倒的なリアリティ"と書きました。
おそらくそれって、書き始める前に作者が長年かけて創り上げた設定。
その設定の集大成がホグワーツ魔法魔術学校という場所であり、
つまりあのホグワーツという城は、
作者の完璧な設定という"魔法"がかけられていたわけです。

ただ7巻続けるとなると、やはり物語の推進力が必要になるわけで、
ハリーがヴォルデモートを倒す旅に出るのがそれですけど、
そうなると、ホグワーツからでなくちゃいけなくなった。
その完璧な設定という"魔法"がかかっていた、
物語的な"守護"から離れたことが、
作品としても面白さを失っていった要因だったと思うんですよね。

というかそもそものことを考えれば、
"ハリーが卒業するまでを描く"っていうのが決まっていて、
全7巻になったわけなんですけど、
ぜんぶ読み終わって思ったのは、
「これ7年生で終わる意味なくね?」
っていうこと。

詳しくは書きませんけど、
まあハリーがヴォルデモートを倒すんですけど、
7年生だから倒せた〜みたいのが一つもないっていう。
だからこそ余計に全7巻の意味を問いたくなってしまうのです。

だから全7巻とか決めなければ、
しかもべつに卒業まで描く意味もないのであれば、
全3巻くらいで終わらせばよかったのになーと思います。
まだ物語の推進力も残っていて、設定の魔法が切れないうちに、
ヴォルデモートと戦っちゃえばよかったのに。
そもそも最強の敵が「復活するんじゃないか」ってなってなから、
世界を支配しそうになるまで5〜6年かかってるってどうなの?
そんで仮にもファンタジー作品なのに、
ラスボス倒すときの主人公の年齢が19歳ってどうなの?
それもこれも全ては"全7巻"が引き起こしているわけで、
だからこそ、これが最大の呪いだと思ってしまうんですよね。



ただ、ここまで言っておいてなんですけど、
良くない点は"長い"ってだけで。
やっぱりこの作品はファンタジー作品として最高に面白いとぼくは思っています。
ファンタジーなんだけど、現実世界の中に魔法世界があることで、
子供たちの"夢"との距離が近いっていうか、
"地に足の着いたファンタジー"として素晴らしい小説です。
だから、だからこそ、無駄に長いのが悔やまれるんですよね。
言っちゃえば最後のほうなんて後付け的な設定も多かった気がするし。
うーん、どうなんだろうなー。

まあというわけで感想終わりです。
いたずら完了!





ハリー・ポッター 卒業アルバム ホグワーツ魔法魔術学校7年間の思い出ハリー・ポッター 卒業アルバム ホグワーツ魔法魔術学校7年間の思い出

【Amazon.co.jp 限定】ハリー・ポッター映画大全 Harry Potter Page to Screen (永久保存版) ハリー・ポッター 公式ガイドブック 映像の魔術 ハリー・ポッターへの旅 イギリス&物語探訪ガイド (MOE BOOKS) 別冊シネコンウォーカー vol.2 (カドカワムック 390) MOE (モエ) 2011年 08月号 [雑誌]

by G-Tools


posted by 市村 at 16:44 | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

『決断力』の感想

決断力 (角川oneテーマ21)
決断力 (角川oneテーマ21)羽生 善治

角川書店 2005-07
売り上げランキング : 1784


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



いやー、この本はね。
言ってしまえば「羽生善治すげえ!」って感じの本でして。
まあ天才中の天才棋士だから当たり前なんですけど。

ただだからこそね、
「まあそうなんですけど、それっておれらにもできますかね・・・?」
ってはなるよね。
「直感は7割正しい」
みたいに言われても、
その他のページでめちゃくちゃ勉強してることも書いてて、
その"日々の鍛錬込み"の直感なんじゃないの?
とかも思っちゃう。

一言で言えば羽生すぎるとでも言うんですかね。
「これこれはこうなんだよ、だって将棋では〜」
って書いてあっても、
ちょっと羽生すぎて分からないというか。
羽生ってるっていうか、羽生いっていうかね。

羽生さんのエッセンスを自分にも活かそうっていう人には
なんか難易度が高すぎるし、
個人的にはどこに向けた本なのかよく分かりませんでしたね。

まあ、とかなんとか言っても、
「羽生すぎる」が一番分からないけどね。


posted by 市村 at 01:40 | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。