2015年01月25日

「婚前特急」の感想

婚前特急【通常版】 [DVD] -
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あらすじを読んだ感じだと、5股をかけてる主人公の女の子が、友だちの結婚を機に「5人の彼氏たちを悪い方から一人ずつ切っていって残った一人と結婚する」と決めて、一人ずつ関係を切っていくというお話。設定としては面白いし、途中までは「こっちが5股かけてると思い込んでた女の子が、実は彼氏の方も別にそこまで大事にしてなくて〜」っていう徐々にその関係性が露わになっていく感じが面白かったんだけど、どうも終わってみるとちょっと尻すぼみしてしまったように感じた。

というのも、この5股っていう設定を活かすためには5人の彼氏それぞれとのエピソードを描かなければいけないと思うし、最後に誰かと結婚するっていうのが決まっているのであれば、「最終的に誰と結婚するの!?」っていうのを観ている人に期待させるべきだと思う。でも途中からある一人の男とのエピソードだけに終始してしまうし、オチも結局そこに向かってしまうので面白そうな設定で膨らんだ期待を上回れずに終わってしまった印象。最後におばあさんが唐突に登場して「生きてるうちにケンカをしておいた方がいい」みたいなことを言うんだけど、そもそもケンカがどうこうって初めて出てきた話だし、その後そのおばあさんの言葉が効いてるのか効いてないのかもよくわからない。ウダウダやってた割にはなぜその結果を選択したのかってところは説得力がない。やっぱりオチをキレイに見せる工夫には欠けていると思った。

良かったところとしては、吉高由里子が最高にバカっぽい女を演じているところ。「他人を見下している人間は、自分も誰かに見下されている」っていうところが杏が演じる友だちを通して描かれていて、そこはちょっと素直に共感してしまったし、自分も見直そうと思った。加えて彼氏の一人である浜野謙太も良かった。クズなのにどこか許してしまう男を上手く演じていたと思う。この浜野謙太がサケロックのメンバーの一人だってことを初めて知った。星野源とバンドメンバーだったのかいっていう。どんだけ演技派のバンドなのだろう。

吉高由里子と浜野謙太は良かったけど、映画としてはあまり楽しめなかったかな。加瀬亮の無駄遣い。

posted by 市村 at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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