2014年02月22日

カウンターカルチャーに対するクロスカウンターカルチャー

嫁の一番好きな映画が「ロード・オブ・ザ・リング」だということをバカにしていた時期があった。
というのも、映画というものは、"他人が知らない自分だけの作品"を探すものであり、
そんな"王道中の王道"を一番好きな映画にするってどうなの?
と思っていたからである。

しかしながら、そんなことを言われて改めて「ロード・オブ・ザ・リング」を観てみると、
これがなかなか、いや、というかあの壮大な世界観や圧倒的なリアリティ、
"こことは違う、もう一つの世界を観せられている"ような映像美は、
映画にしかできない表現なんじゃないかと。
これが、これこそが映画なのではないかと、思わされてしまった。

そもそもの話をすると、ぼくが好きな映画というのは、
「ジャージの二人」とか「ロックンロールミシン」とか、
"何も起こらないけど、何かが変わっている"ような映画で。
「これこそが映画!」に対して、「これ"も"映画だ!」っていう作品が多かった。

何が言いたいかというと、ぼくの趣味嗜好には、
そもそも「これこそが映画!」のような"王道"に対しての、
ある意味での"カウンター"というか、”逆張り”の意識があったのだと思う。
サブカルが好きな人には共感して貰えると思うけど、
"他人とは違う自分だけの作品"っていう要素が凄く大事で、
誰かが先に群がっているなら、自分はそこにはいかない」みたいな。
謎の出遅れ感を感じて、自分はまた新しい作品を探すっていう。
だからこそ「これ"も"映画だ!」を好きになっていた部分があった。

そんな王道に対するカウンターの意識を常に持ち歩いて生きてきたが、
なんというか25歳にもなると、そろそろ肩肘張るのにも疲れてきたというか、
もちろん一緒に生活する嫁の影響もあるんだけど、
そもそも何かを楽しむのに色々考える必要あるのか???
と、このブログを真っ向から否定するようなことも思ったりして。

"王道"を否定してきたぼくが、"王道の否定"を否定し始めるという、
なんというか、"カウンター"に対する"カウンター"、
あしたのジョーで言うところの”クロスカウンター”がばちんとハマってしまったような
そんなこともあって、「ロード・オブ・ザ・リング最高!!」と思ってしまっている。

音楽に関しても最近良いと思ってるのは「世界の終わり」。
これなんかも中高生に人気というだけで、もう入っていけなかったはずなのに、
ポップなメロディとファンタジー系の歌詞がなんか真正面からすげー良いと思えて。
「"王道"を背負うってすげえことだよな」みたいな謎の上から目線で語ったりしてる。


というわけで最近思ってるのは、「他人と違うものを楽しむ」のではなくて、
「他人と同じものをどんだけ楽しむか」みたいなところなのかなと思ってる。
結局のところは楽しんだモン勝ちだろうと。
コアでマニアックな作品も良いんだけど、王道は王道でやっぱり単純に面白いよねと。
だって王の道だもん、王の。
キングのロードだもん。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
そこに繋がんのか?




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posted by 市村 at 09:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
それって、やっぱり結婚した事での変化ですよね。
伴侶に「同じ価値観」を求めるのも良いのかと思うんですけど
「違う価値観」と一緒に暮らす事で
相手と融合した「新しい価値観」を生み出せるのは
本当にうらやましいな〜と感じます。

というか、結婚おめでとうございますね。

私はこれからも孤独感をバネに面白くなっていかなくてはならなそうです。
Posted by lily at 2014年02月23日 01:26
>lilyさん

確実にそうですね〜。
嫁とは趣味に関してはまったくと言っていいほど合わなくて。
でもお互いがお互いに影響されてるような気もします。
「好きなものが同じ」よりも「嫌いなものが同じ」な方が相性が良い、
みたいなこと聞きますけど、まさにそんな感じです。

ありがとうございます。
lilyさんにも幸せがあらんことを!!
Posted by 市村 at 2014年02月23日 23:36
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